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岩井宏太

実績と自信が生んだ起業家

今回紹介していくのは岩井宏太氏という経営者です。
彼は2004年に立ち上げた株式会社ALLCONNECTの設立者であり、代表取締役社長という立場を担っている人物です。
1982年に岐阜県で生まれたということですから、まだ30代前半の若い経営者の代表的な一人だといえるでしょう。

では、彼がなぜ起業を始めることになったのか、その経緯について彼のインタビューを通して見ていきたいと思います。
彼が生まれたのは岐阜県の中でも山奥の方であったため、周囲にはこれといって大きな企業などもなく、道路に信号すらないという場所でした。
ここに生まれた彼がなぜALL CONNECTという会社を設立するに至ったのかというと、その起源は高校二年生の頃にまでさかのぼることができると言います。

高校二年生の頃、氏はお年玉を貯金したお金でパソコンを購入しています。
その時代は今に比べるとまだインターネットがそこまで普及していたわけではない、まだまだインターネットの黎明期であったといえるでしょう。
そこでインターネットに触れたことで、自宅から世界へと繋がることが出来る感動を味わったと言います。

この感動的な世界との接続、すなわちCONNECTがその後自らが設立することになるALL CONNECTの起源となっています。
高校ではカヌーをしており、スポーツ推薦を利用することで福井工業大学へと進学しました。
そしてその中でプログラムについてや、プロジェクトについてのことを学んでいったといいます。

そしてその大学の3年制の頃に、経営者としてではなく、仕事をする人間としての頭角を表す出来事が起こりました。
アルバイトで行っていた回線リセールで、正社員を追い抜いてトップを獲得するという、営業としての才能を見せたということです。
この事が彼に自信をつけ、かねてよりの目標であった社長を目指すということから起業への道が本格的に始動することになりました。

ALLCONNECT

ただ、彼が最初に立ち上げたのは今のALLCONNECTとは違った事業が中心でした。
最初はアルバイトとして実力を発揮したこともあり、回線リセール業務を中心として初めています。
ただ、福井という環境は回線リセール業務には適しておらず、それほど売上を伸ばすことが出来ず赤字が続きました。

さらに、2006年は豪雪もあったことで販売が伸びなくなっていたのですが、そこを救うことになったのが現在の業務であるウェブマーケティング業務だったといいます。
この時を天気としてALLCONNECTは今のメインコンテンツであるウェブ販売代行を中心としていくこととなり、成果報酬型という厳しい環境のなかで利益を上げることに成功している、というわけです。