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飯塚勇太

新卒社長

インターネット経営について学んでいる人であれば、誰しもが知っているのがサイバーエージェントという会社です。
とはいえ、この会社の子会社の一つとして「シロク」という会社があるのはそれほど知られていないのではないでしょうか。
今回紹介する若き経営者は、この子会社シロクの社長を任されている飯塚勇太氏です。

飯塚勇太氏は今まだ21歳という若さであり、経営者としての経験があるわけではありません。
では、そんな若者がなぜ社長に就任することになったのか、その経緯について簡単に紹介していきたいと思います。
元々、彼はサイバーエージェントに新卒採用として採用された、一社員でしかありませんでした。

最初はサイバーエージェントの社員として仕事をしていたのですが、その際に社内で行われた新規事業アイディアコンテストに応募、見事優勝を遂げています。
この成功の際に、自分が仕事をしていたのがサイバーエージェントの社長室と同じフロアであった、ということが大きなめぐり合わせとなっていました。
そのアイディアコンテスト以降、社長と直接話す機会が増えていき、其の中で現在シロクが行っているメインサービスであるMy365についての構想を語ったと言います。

そのことで、サイバーエージェントの藤田社長が飯塚氏の能力を認め、直接My365を会社として運営していかないか、という提案がなされました。
飯塚氏も最初はその提案に戸惑ったと言いますが、すぐに頭を切り替え、実際に経営していくにあたってどうするか、ということを考え始めたと言います。
そしてその結果、シロクは資本金である5000万円を全額サイバーエージェントが投資するという、完全子会社として設立、運営されることになっていきます。

My365

では、そもそもそこまで藤田社長を唸らせたサービス、My365というのはどのようなものなのでしょうか?
実際に利用しているという人もいらっしゃるかもしれませんが、簡単に紹介していきたいとおもいます。
これは、写真を残していく「アルバム」サービスです。

ただ、それだけだと普通である所に一つの制限を加えているのが特徴的です。
それは、1日に保存出来る写真は1枚だけ、ということです。
日によってはいくつもの写真を取ることが有るかもしれませんが、2枚以上の写真を保存すると1枚目の写真が上書きされて消える、というシステムとなっています。

そのことから、毎日その日の一番の出来事というものを記録していくことが出来る、「不自由さ」が特徴であり、そのことが多くのユーザーからの支持を集めるという結果につながっているということです。
今後の発展が期待される事業でもあり、サービスがどのようになっていくのか注目が集まっています。