起こりがちな失敗について

公私混同はNG

経営者としてよくある失敗が、自分の財布と会社の財布を一緒にしてしまって失敗してしまうケースです。これは会社の経費で、こちらはプライベートな経費といった考え方をするのが普通なのですが、別けていないせいもあり、どんぶり勘定をしてなんとなく経営している経営者も多いでしょう。しかしこれでは失敗してしまいます。なぜ財布を公私わけないことが失敗につながるのか、それは自分の会社の実態を把握できなくなるからです。

売り上げ比率、経費比率など実態に沿って経営把握をすることができなくなります。個人商店でその日その場にあるものを売って生計を立てているような会社の経営者ならそれでもいいでしょう。しかし経営者として事業を大きくしていきたいと思っているのなら、プライベートな財布と会社の財布は必ず分けるべきですし、そもそもどんぶり勘定など許されることではありません。最初は支障がなかったとしても必ずいつかは支障が出てきたり問題になったりして事業拡大をする際などに失敗することもあるのです。

経営ビジョンのブレ

それから失敗することとして、最初に会社を始めたときと会社の経営方針やビジョンがブレてしまった経営者、これも失敗します。ちゃんと会社を経営している経営者は、ブレることなく、常に最初に考えた目標に向かい段階はいろいろとあるかもしれませんがそれに向かって進んでいます。しかしあれもこれもとそのときの現状に流されたり、経済的に安定をして安心しきっていると、当初のビジョンがぶれて結局何がやりたいのかわからなくなったりで失敗してしまいます。利益が出て黒字になっているときこそ放置しないで次のことを考えることが大事です。失敗しないように経営していくことが大事ですが、もし失敗したとしても何もしていない人としている人ではかなり差が出てくるはずです。失敗したと思ったらすぐに実地検証、そして戦略を立て直しずれてしまった軌道を修正することで、また成功につながります。

目標を見失わないことが大事です。失敗する人は目標をいつの間にか見失っている傾向にありますので、いつも成長するために努力を怠らないこと、目標に向かって進んでいるのか考えることが大事です。