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中小企業診断士

日本版のMBAとして注目

国家資格の中でも経営に関するコンサルタント業務を担当できる資格として取得できるのが中小企業診断士です。
MBAとよく比較される資格ですが、MBAで学ぶマーケティングについてはほとんど扱われていない特徴があります。
幅広い範囲を学習しますが、運営管理や法務についての内容も網羅されているため、経営コンサルタント業務に役立つ資格として注目されています。
当然ながら、経営に携わる予定または既に経営者として活躍している方が取得しておくと役立つ資格であることは間違いありません。

資格取得のメリット

中小企業診断士を取得していると様々なメリットがあります。
誰もが実感できるメリットとしては、社会的地位を向上させたい場合には中小企業診断士の資格があればかなり役立ちます。
どんな会社であっても業績をアップさせて利益を追求する目的がありますが、中小企業診断士はこの目的を達成するために必要なスキルを学んでいるため、客観的な立場でアドバイスすることもできますし、自社の経営にも携わることができます。
高度な知識を持っていると社会的にも高く評価されるため、ビジネスの場でも大いに活用することができます。
もちろん名刺の肩書きとして中小企業診断士と記載できるため、初対面の人からも一目置かれる存在として活躍できるメリットがあります。

中小企業診断士の資格があれば経営セミナーや社内研修の場で講師として活躍することもできます。
専門的な知識を持つ立場として高度な知識を披露することで、知名度をアップさせることが可能です。
既に経営者として活躍している方は、講習をきっかけにして知名度をアップさせて自社の知名度を高めることも期待できます。

中小企業診断士で学習する範囲は7科目もあります。
経営学と経済政策、財務と会計、経営法務、経営情報システムなどいずれも経営に役立つ知識が網羅されています。
これらのスキルは自ら経営者として活躍している方はもちろんですが、将来的に経営者になりたいと考えている方の予備知識として重要なスキルになります。
自分の目標としている経営に関するスキルなので、勉強していても決して苦にならないのが大きなメリットです。
間違いなく自分の糧になる知識なので、必然的に勉強しようという意識が芽生えます。

中小企業診断士は国家資格の中でも決して難易度が低いわけではありませんが、合格を狙いやすい資格と言われています。
一次試験と二次試験に分けて実施されていますが、一次試験の出題範囲になる7科目は3年間で合格ラインに達していれば良いと判断されます。
例えば企業経営理論の科目だけがどうしても苦手で合格できない場合は、3年以内に合格できれば問題ありません。
十分な試験対策で合格を目指せる試験になります。