経営者

経営者の心構えとは?

経営者として相応しい人物を目指す

これから経営者になろうとしている方は、会社の代表として責任を負う覚悟ができているでしょうか?
経営者としての心構えとして確認しておきたいことがたくさんあります。
会社の社員はもちろんですが、取引先の相手からもどう見られるのかによって、経営者としての資質が問われることになります。

経営者の資質を保つ

会社を経営するにあたって、物事の優先順位を考える場合に最優先したいのが会社の利益です。
会社が利益をもたらさなければ、社員の生活がままならない状況に陥ります。
家族を養っている社員がいる場合は、家族を含めて路頭に迷わせるような事態になるかもしれません。
会社の利益を追求することは経営者にとって最重要課題になります。

社員に叱咤激励をして利益を出すように発破をかけるだけでなく、経営者である自分も一生懸命努力しなければ社員は誰も付いてきません。
飴と鞭と言ってしまうと語弊があるかもしれませんが、社員がやる気を出してくれるような働きかけを経営者自身が積極的に行なうようにしてください。

社員にやる気を無くさせてしまうと、会社の利益が残らないどころか、会社の資産である優秀な人材を失う結果にもなりかねません。
自分にとって働きやすい会社を求めている社員は、会社に魅力が感じられなくなり、経営者に対する不信感が増すと簡単に辞めてしまう方もいます。
この場合、退職を希望する社員を無理に引きとめようとするのは避けた方が良いでしょう。

既に退職の意思を固めている人は、あなたの会社に対してもう魅力を感じていない証拠です。
本当にやる気がある方ならそう簡単には退職の意思を示さないはずです。
「前よりも待遇を良くするから辞めないで欲しい」という駆け引きをすると、文句も言わずに付いてきている他の社員に対して失礼な話です。
会社を去りたいと言っている社員に対しては、辞めたいならどうぞというスタンスでも構わないと思って下さい。

経営者に相応しい人物像とは

経営者として活躍するためには、社内の人間からはもちろんですが、外部の人からも慕われる人物像を目指したいものです。
「あれで本当に経営者なのか!」と驚かれるような経営者として相応しくない身だしなみは改善しなければいけません。
第一印象は誰が見てもスッキリとしていて、好感が持てる格好を心がけたいものです。
服装や髪型などは清潔感が得られるように心がけましょう。

第一印象は清潔感があるのに、実際に話をしてみると幻滅するほど信頼されないようでは意味がありません。
どんな相手であっても誠実な態度で対応しなければ、商談がまとまることもありませんし、今後のお付き合いも上手くいかなくなる可能性があります。
真摯な対応を心がけるようにして、誰からでも信頼される人物像を目指しましょう。

また信頼されると共に、社員にとって憧れる存在になる必要があります。
経営者が安っぽいスーツばかり着て、狭い家に住み、食事の席で割り勘にしていたりすると、社員はこの会社で頑張って出世しても稼げないと思ってしまいます。
可能であれば、生活の質を極力上げて、あんな身分になりたいと憧れを持たれるよう心がけましょう。