次世代経営者に必要な資質

優れた組織を作る

次世代経営者になりたいと思ったらそれなりの資質が必要なのです。たとえていうならば、強いスポーツチームが持っているような風土を作れるかどうか、それが求められる資質です。優れているスポーツチームというのは優れている風土を持っています。たとえばオリンピックで勝利するチームは高い士気を持っていますし一体感もあり、そして柔軟性にも優れていてそれぞれの選手が当事者であるという意識を高く持っています。これはスポーツチームに限ったことではないのです。企業でも同じことが言えるのです。結果を出している会社は月並みな業績を出しても満足しません。社員同士がお互いに切磋琢磨しつつ一体感も連帯感も会社に対してのコミットメントももっているのです。ライバル心と、協調性を両立させることが、良い組織に共通している雰囲気であり風土です。

このような組織と風土、そして業績の3つの間には、深い関係性がありますがそれぞれの風通しがいいことも特徴です。成果を出すのは選手で監督ではありませんので、選手同士の一体感や士気が結果に影響を出すのです。だから会社の経営も同じです。結果を出すのは経営者ではなくて、働いているスタッフです。しかしスタッフの一体感や士気に影響を出すのは経営者なのです。経営者がどんなスタイルで行くのか、その風土によってほとんどの成功が決まるといってもいいのです。

チーム一丸となった組織づくり

優れた組織を作るのも、作れないのも経営者後からしだいです。ですからスタッフ一人ひとりのことを考えて一緒になって頑張れる資質が必要です。組織の規律と一体感、フォーメーションを確立して一緒になって頑張れる経営者、それが経営者としての資質です。同じ会社を経営していても経営者が変わっただけでとたんに業績が上がることもよくある話です。

経営者の資質、それがその会社を良くするのか悪くするのかに影響を与えているのです。経営者として器の大きさもある程度大きくなければいけませんし、社員のことを良く考えた上でチーム全体で頑張ろうと同じ目標を持ち、切磋琢磨させながらも一体感を作れるような組織作りができることが経営者として必要な資質になります。