相手のことを考える
次世代経営者になるためには、資質が備わっているだけではいけません。優れた経営者になるためには条件も必要です。優れた経営者になるためには、自分自身のことよりも、相手のことを中心に考えているかどうかにあります。その人のフィードバックをちゃんと聞けているのか、周囲の人の声に耳を傾けているのか、本当に努力をして自分自身が変化したいと思っているのか、変化に対しては前向きな気持ちを持っているのかそういったことを常に意識できるかどうかが経営者には重要なことです。
成功する経営者と失敗する経営者の違いとして一番大事なことは、ほかの人の意見に耳を傾けているかどうかです。人の意見から学ぶことはとても多く前向きに進む材料になります。しかし経営者になるまではそれができていたのにもかかわらず経営者になったとたんに自分を見失う人もいます。人から学ぶという姿勢がもてない人は経営者として失格です。
人から学べる、そして仕事を楽しめる
次世代経営者に必要な条件として人から学ぼうとする姿勢を持っているかどうか、急変化する世界ではそれはとても重要なことなのです。経営者はエゴが会社のどの社員よりも強く持ってしまいますが、いつも自分が正しい、勝っていると主張しないのはリーダーにとっては困難なことです。経営者としてエゴを経営と切り離して物事を進めることができるかどうかも条件の１つです。
そして何より仕事を楽しめるかどうか、仕事を足し染むことも条件の１つです。仕事を楽しめない人が経営者になったのでは、楽しんで経営していない人の下で働いている社員たちも楽しめるはずがありません。誰よりも一番仕事を楽しんでしていなければいけないのです。優れた経営者、次世代経営者に必要な条件として共通して言えることは、成功している経営者は仕事を楽しんでいるということです。
自分が経営者になったから楽しんでいるのではなくて、経営者になる前からもすでに仕事を楽しんでいたはずなのです。次世代経営者に求められる条件、いろいろありますが、基本は仕事を楽しめるかどうかにあるということを忘れないようにしたいですね。楽しみながら仕事ができないなら経営者に向きません。