悩み

次世代経営者の孤独

本人にしかわからない苦悩

次世代経営者として活躍している方は、仕事やプライベートが充実しているから悩みなんてないはず!と思っていませんか?
地位と名声、お金など手に入れることができるものは全て手に入れてしまったと思えるような次世代経営者は、人知れず孤独な思いを抱えていると言われています。
実際に次世代経営者として成功した方が感じている孤独をいくつかご紹介します。

参考:後継者の孤独とは?2代目や3代目など次期社長ならではの苦労って?

将来に不安を感じる事がある

経営者の悩みとして一番多いのが、経営の仕方を間違えてしまうと会社を失ってしまう不安がある事です。
一抹の不安を誰かに相談したいと思っても、なかなか相談に乗ってくれる相手が少ないことも孤独を感じやすい理由になっています。
今のところは順調に業績を伸ばしていても、この先5年、10年、20年と順調に業績を伸ばし続けられるとは言い切れません。
業績を伸ばすためには人員を増やさなければいけませんが、雇用する社員が増えるほど人件費が必要になっていくのは当然です。
他にも様々な経費が必要になるため、更に売り上げを伸ばす努力も必要になります。
思うように売り上げが伸びないのに、どんどん経費が膨れ上がると赤字経営に転落する可能性も高くなります。
経営者である以上は、社員の生活を守らなければいけないと感じるため、責任感の強い方は更に孤独な思いを感じやすくなります。

年齢が若いゆえの孤独

経営者として成功できたのは、一緒に頑張ってくれた社員のおかげという場合が多いです。
会社を立ち上げた当初は、そう簡単に会社の経営がうまくいくとは限らない中で、自分を信じてくれた社員に対して感謝の気持ちを持っている方も多いはずです。
その一方で、自分よりも年齢が上の社員が在籍している場合、いつまで自分のことを信じてくれるだろうかと不安を感じる方も多いです。
場合によっては頼りない経営者と感じられるかもしれないと思うと、心のどこかで社員のことを信じ切れないと考えるようになります。
また、取引先からも年齢が若い経営者であることを理由にして、まともに取り合ってもらえない可能性もあります。

社員との溝が深まる

会社の売り上げが順調で、社員との関係も表向きは良いと感じられる場合でも、実際に職場内では経営者と社員の間で溝が深いケースも少なくありません。
経営者の意向が社員と対立することで、更に溝が深まってしまうケースも少なくありません。
自分の意見に賛同してくれる人が社員の中に誰もいない場合、孤独を感じやすいものです。
そのうち誰も自分に付いてきてくれなくなり、会社を離れてしまうのではないかと考えると、更に溝が深まりやすくなります。

このように経営者でも孤独を感じ、人知れず悩みを抱えている方はたくさんいます。
一人で思い悩むのではなく、同じ経営者仲間や、経営コンサルタントなど信頼できる人に相談してアドバイスを求めることも大切です。