服

小野貴明

会社の信頼は実力で勝ち取る

1986年に埼玉県に生まれ、現在27歳の小野貴明氏は、若い経営リーダーの一人といって間違いないでしょう。
彼は2009年に設立した株式会社-世界樹-の代表取締役社長として、今も辣腕を振るっています。
2009年に法政大学を卒業し、その年の内に起業をするというアグレッシブな姿勢が若いパワーを感じさせてくれるのではないでしょうか。

では、まずはこの株式会社-世界樹-について簡単に紹介していきたいと思います。
世界樹はファッションアイテム関係を中心したCtoC(カスタマートゥカスタマー=顧客間取引)の販売代行事業を行っています。
ある人が売りたいと思ったものを、別の人に売ることによってその利益の一部を報酬として受け取る、という仕事を行っているわけです。

完全成功報酬型の代行業務ということで、実際に売り手をつけることが利益を出す上での絶対の条件となっており、経営者として、また営業マンとしての実力が問われる事業内容だといえるでしょう。
更に、商品販促や販路拡大に伴うコンサルティング業についても行っており、カスタマーだけではなくビジネスを相手にした仕事を行っているのも特徴です。
同じくBtoCで行なう委託販売業務も行っており、販売代行のプロとしての仕事が中心となっています。

この世界樹、資本金は100万円と一般的な株式会社に比べてかなり低い金額で創立されています。
資本金というのは会社の体力でもあり、信頼でも有るため、これが低いとなかなか銀行から融資を受けられないなど、不利になってしまうことも少なくありません。
ただ、そのハンディキャップを実力でもって補っているのが世界樹の特徴だと言えます。

経営ビジョンは循環と表現というもので、自分たちの世界を作り出すような経営をしていきたいと考えているようです。
会社としての目標は世界での経験を持っている人材を集め、世界水準でのサービス提供をしていくことということで、今後が期待できる会社といえるでしょう。

小野氏へのインタビュー

では、小野氏に行われたインタビューから、彼の為人や起業に至ったきっかけを見ていきます。
まず1つ目として、学生時代の経験についての質問には「海外研修をきっかけにして経営学にのめりこんだ」ということを語っています。
勉強はそっちのけにして経営について学んでいたことが、現在の起業の成功へとつながっていると言えるでしょう。

そして起業のきっかけですが、これは小野氏が元々「スーツを毎日着るような仕事に付きたくない」という気持を持っていたことが発端となっています。
最初は役者として仕事をしていこうと考えていたようですが、インド滞在をきっかけにして考えが変わり、起業という道へと歩み始めたのだと氏は言います。